「シニアホームステージング」の普及を加速

(一社)日本ホームステージング協会は10日、日比谷三井カンファレンスTOKYO(東京都千代田区)で「ホームステージングフォーラム2022」を開催。

リアル・オンラインを併用しての開催で、会場では同協会認定のホームステージャーや法人会員関係者など約180名が参加した。

フォーラムでは、同協会会長の杉之原 冨士子氏が、ホームステージャーの現状や今後の活動方針等について説明した。

同協会が講座受講者に対して認定している「ホームステージャー」は、2級認定者が4,065名、1級331名。

認定講師を含めると4,400名を突破した。

「コロナ禍により20年は講座そのものを開けず、その後e-ラーニングやオンラインでの講座も設けたが、受講者数は減った。だが、ホームステージングの認知が広まったことで、コロナ禍でもマーケットは拡大し、参入事業者は増えている」(杉之原氏)。

法人会員は69社まで増加した。

ホームステージャー認定講座については、不動産仲介事業者、ホームステージング業者、インテリアコーディネーターといった専門職が専門知識の習得やレベルアップのために受講するケースが圧倒的だったが、今後は「片づけ、清掃、インテリア、遺品整理などホームステージャーが必要な知識は、生活者自身が日常生活を心地よくするための知識でもある」(同氏)と、広く一般ユーザーの受講者を募る。

また、高齢化が加速している背景から、自宅介護への対応など、自分自身や親が安心して暮らすための片づけや家具配置といった「シニアホームステージング」のノウハウ習得をプレシニア世代等に働きかけるべく、2級講座のカリキュラムに組み入れる。

「ホームステージャーのプロとしてシニア世代をサポートすることでバリアフリーリフォーム等につながるし、住まいの終活に向けて空き家にしないためのサポートをすることで、相続や有効活用、売却へもつながる」(同氏)。

また、2021年6月に策定した「ホームステージングに関するガイドライン」を一部改訂。

ホームステージングサービスの過程で想定されるリスクを回避するため損害保険への加入が望ましいとしたほか、VRホームステージングにあたり家具を配置する場合は「対象物件に搬入できることが必要条件となる」と追記し、優良誤認を誘う不当表示を行なわないよう注意喚起した。

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